こんにちは、コンサルタントの中井です。
アラフィフ世代の憂鬱
今、これを読んでくださっている方の中には50代の方、アラフィフと呼ばれる方も多くいらっしゃると思います。そんな世代にとっては身につまされる記事が、ある経済情報誌に掲載されていました。
“「50歳代男性・貧困の厳しい現実」”
この記事には、50代後半男性の貧困が現在進行形の体験談のような形で取り上げられていました。
<要約>
若いころから派遣でしか雇用されず、長時間勤務を強いられることもしばしば。
当然貯金もできず、日々お金をやりくりする毎日。
そんな折、大病を患い消費者金融でお金を借りて大きな手術を経験。
いつのまにか年齢も50代へと突入。
体力もだいぶ落ち、仕事を探してはいるがなかなか見つからない現状。
同年代の方の中には同じ危機感を抱いている方もいるでしょう。記事内の男性に自身の未来を重ねて憂慮される若い方もいるかもしれません。
ただ、僕が気になったのは記事の内容はもちろんのこと、この記事につけられていたコメントの数々。仮にこの記事が数年前~数十年前に書かれたものであれば、記事につくコメントの多くは、
- 「自業自得」
- 「若いころに努力しなかったからだ」
- 「弱者はしょうがない」
などの、自己責任論が大多数を占めていたかと思われます。
貧困や格差社会の問題が表面化しはじめてはいましたが、まだまだ社会の理解度が薄かった時代、上記のようなコメントをよく目にしたような気がします。
コメント欄から読み解くリアルな社会の現実
一方で、今回の記事のコメントがどのようなものだったか・・・
もちろん上記のような自己責任コメントも多数散見されますが、それを上回る勢いで以前はあまり見ることのなかったコメントの数々が。
- 「自業自得と責めるだけで、だれも手を差し伸べない社会にはしたくない」
- 「経営者ですが、会社が破産していつ自分も同じ状況になってもおかしくない。人ごとだとは思えません」
- 「格差を生み出さないだけでなく、チャンスを上手につかめない人でも頑張れば心配なく生きられるような社会にしたい」
など、自己責任論を否定するわけではないけれども、貧困によって厳しい現実にさらされている人がたくさんいること、そんな社会に危機感を抱いているであろう人たちの考えが多く見受けられました。
記事を読んだ人たちがどう思ったか、それは人それぞれあっていいと思います。自己の責任も少なからずあるかもしれません。生物の生存本能に従えば、強いものが生き残るのは当然です。
が、何をしていいのかもわからず、誰に助けを求めていいのかもわからず、社会から弾きだされて置いてけぼりをくらうような、弱い人たちを見捨てる社会を望んではいない人が大多数だったことに、僕はなんだかホッとした気持ちになりました。
風俗業界で働く女性の多くも同様の問題を抱えている
さて、何を言いたいのか。
風俗業界で働く女性の多くは、記事内の50代男性とケースこそ違えど、社会的に弱い立場にさらされていることも少なくありません。
幼少時からの家庭環境に起因する貧困に苦しむ女性、人との繋がりが苦手で上手に生きられない女性、何らかの原因によって大きな傷を抱えている女性など、手を差し伸べる必要のある女性がたくさんいることを知っておいていただきたいのです。
それは、風俗業界で働く我々男性が心得ていなければならない事実だからです。
・・・・・・・・・
最後に質問です。
あなたには、そんな女性たちを救う気持ちはありますか?
店舗スタッフはもちろんのこと、風俗業界に関わり、コンサルティングをする我々も心からそう思わなければ・・・
お客様・女性・スタッフ、関わるすべての人を幸せにするために、この気持ちに共鳴していただける方、面接のお越しを心よりお待ちしております。