【個人の信用力を数値化】AIの質問に答えるだけで自分の価値がわかる!?

コンサルタントの津森です。消費税増税を見越しての値上げラッシュが始まりましたね。風俗業界にどんな影響があるのかは、分析が完了次第、あらためてお伝えしたいと思います。

個人の信用度を数値化する

みなさんは「信用スコア」というものをご存知でしょうか?言葉通り個人の信用度を数値化したもので、アメリカや中国においては金融機関の融資審査をはじめ、各種サービスを受ける際の判断材料として、日常生活でも広く普及しつつあるといわれています。

日本ではソフトバンクとみずほ銀行が設立した『J.Score』で、2017年より信用スコアサービスが開始され、話題を集めました。もうとっくに試してみたという人もいると思いますが、今回あらためて取りあげるのには理由があります。

一部企業において、この“信用スコア=信用力”を人材採用の指針として採用しようという動きがあるのです。もちろん全面的に、ということではありませんが、採用材料として活用することが検討されているそうです。

もちろん大前提として、AIスコア診断自体の信用力が問われます。算出された数値はそもそも信用に値するのか?

現状においては、試みとしては面白いけれど、まだまだこれからといった印象です。とはいえ、ビッグデータやAI技術の進歩とともに、こうした信用スコアサービスの精度も上がってきていることは間違いないでしょう。

“信用スコア”は信用できるのか?

私自身、実際に『J.Score』の信用スコアサービスを試してみましたが、非常に興味深く、自分を客観的に見つめ直すためのツールとして有用であると感じました。しかし、算出された数値をそのまま鵜呑みにされても困るなぁという意識もあります。

こうした試みをはじめとする社会的な見える化推進の流れが止まることは、今後も考えられません。個人的には興味半分、怖さ半分といったところです。

とはいえ個人の資質および将来性の数値化が、確固たる社会性をおび、さまざまな分野で実際に活用されるようになるには、まだ少し時間がかかると思っています。とりわけ日本のような風土においては。

では現在、「信用スコア」にどのような価値を見出せばよいのか。占いの延長線上との見方もありますが、占いとは違って、今後より精度を増して成長・発展が約束された仕組みであることに疑いの余地はありません。

少し話は脱線しますが、最近のSFの傾向として、AIが犯罪にいたる因子の有無を判断し、あらかじめ犯罪者予備軍を取り締まるといったディストピア作品が目立つようになってきています。これらを絵空事と一笑に付すことは簡単ですが、実際に健康や精神状態をAIが診断するという未来は、もうすぐそこまできています。

ある意味、AIによる個人の数値化と言うのは、これから先に起きる未来の方向性を左右する重要な転換点なのかもしれませんね。

自身の価値を客観的に認識する

今は社会的な価値よりも、自身を客観的に見つめ直せるというメリットのが大きいのではないでしょうか。数値を社会的に活用するには、まだ超えなければならないハードルも多いというのが現状でしょう。

ちなみに、信用スコアで算出されえた数値は絶対ではありません。行い次第で日々変動するものです。自らを見つめ直し生活をあらためることで、スコアは上がり、また良い習慣化のきっかけにもなります。

現状では、社会に向けて自身の信用度を示すというより、自分自身が信用にたる人間であることを自分で確認できるツールと言う意味で、非常に有用であるという認識です。また、多くの人が信用スコアサービスを利用することで、データの蓄積も増加し、結果精度が増し、より身近で役に立つツールになっていくことでしょう。

こうした試みが、これからどのような広がりを見せるのか、興味深く見守っていきたいと思います。

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