
こんにちは、コンサルタントの岡田です。今回は風俗業界とも無関係とはいえない金融の話になります。といってもその関係性は、今のところまだ薄いと言わざるを得ませんが・・・
風俗業界のグローバル化
グローバル経済に欠かせないのが両替商の存在です。超長期目線で考えると、いずれは暗号通貨に置き換わる可能性もありますが、今現在は外国為替取引がまだまだ主流です。
この外貨の両替は貿易には欠かせない重要なサービスでしたが、現在は本来の両替からFX(外国為替証拠金取引)に発展し、為替差益そのものの利益を得るようになりました。これは外国為替の本来の範疇を越えてしまっています。さまざまな媒体で、しきりに広告が流されている現状がそれを物語っているのではないでしょうか。
少しFXに否定的なことを書きましたが、FXも紛れもない外国為替取引の一つの形であり、通貨の流動性に役立っています。約束された報酬もないまま世界の経済活動に寄与していると言い換えることもできるでしょう。献身的な組織・人であるのは間違いないと私は考えています。
風俗業界でもオリンピックを控え、海外からのお客様が増えてきたという話をよく耳にするようになりました。近い将来、ドルなどによる支払いや電子マネーでの決済が当たり前の時代が来るかもしれません。ドル建て決済、あるいは電子マネーの導入等を検討する時期にきているのかもしれませんね。
ウィークポイントを補うこと
ところで、FXで損をした、というような話を聞くこともあるかと思いますが、確かに90~99%が損をしていると言われている世界です。逆に利益を出している少数はどこなのかと言うと、当然ファンド会社が多くを占めています。しかし、莫大な利益を叩き出す個人も少数ですが存在しています。なかには個人でスキームを開発しファンド会社に売却している強者もいると聞きます。最近では人工知能を活用した取引に知識を提供する手法も目に付くようになってきました。
私自身もコンサルティング業の傍らFXに手を出したことがあります。その際はウィークポイントを補うことに心血を注いでいました。
そのウィークポイントとは、ずばり“欲のコントロール”です。
当たり前のことを言ってしまい恐縮ですが、そこしかないと個人的には思っています。欲をコントロールする方法は、それこそ人の数だけあると思いますが、私はあえて物理的な手法をとりました。
具体的に話すと、他人に固定報酬でトレーダーとして雇ってもらうことにしたのです。もちろん先方からはインセンティブの提示があります。しかしそれは甘い罠です(先方に悪意があるわけではありませんが)。インセンティブを断わることで、無欲で事務的な取引を実現することができたのです。これによって利益を積み上げ、相場からの退場を回避していました。
ウィークポイントが少しでも顔を覗かせると、エントロピー増大の法則の通り、良貨は悪貨によって駆逐されてしまうでしょう。
風俗業界においても欲をコントロールするすべは大切になってきます。遊ぶ側にとっても働く側にとっても、“欲”は切っても切れない重要なキーワードですね。
手法にこだわらず学びと実践を徹底する
話がそれてしまいましたが、わたしの場合はFX経験者であり、過去の実績があったため、こうした手法を取れました。今FXに手を出すとしたら主となる収入源を確保したうえで、余剰資金のさらに余剰で運用することをおすすめします。制限を設けることで欲をコントロールした状態での運用が可能になると思います。
FXの一取引で利益を出すのは比較的簡単です。しかしやめどきを誤り、トータルでマイナスにしてしまうというのが、初心者が陥りがちな負けパターンの典型です。
ここまで手法について書いてまいりましたが、本当に重要なのは手法ではありません、知恵を絞ることです。手法の重要度は1割にも満たないでしょう。とはいっても、手法を知らずに成功するのは天才以外不可能なので、学びと実践が必要となってきます。一朝一夕にうまくいくわけではなく、先達に学び、セオリーを理解し、自分なりに実践していくというのは、風俗業界で働くことと共通するポイントではないでしょうか。