【もしも太陽が連星だったら?】立場の違いが生む軋轢を避けるコツ

こんにちは、コンサルタントの岡田です。

思考と思考の衝突

唐突ですが、人は生きているとあらゆる衝突に巻き込まれてしまいます。

A説、B説、C説、そのすべてが正しいというのに、なぜかA≠B、B≠C、A≠Cとなってしまう状況がままあります。これは、二体問題(互いに相互作用を及ぼす2つの点の動きを扱う問題)で思考してしまう人間の業であると思われます。

こうした衝突は、日常でも、もっと具体的に言えば仕事の最中にも頻繁に起こる問題です。

あらためて言うことではありませんが、我々の住む太陽系には太陽が一つしかありません。それゆえ太陽と地球との関係で万事の処理、今で言うところのPDCAが完了しています。

しかし、もしも太陽が連星で、太陽1、太陽2(さらに太陽3など)が空に浮かんでいたなら、おそらく二体問題とは比較にならない難解な哲学が必要とされていたでしょう。

また、二体問題ならぬ地球の三体問題によって、今以上にさまざまな法則が作られ、複雑な社会構造になっていた可能性があると考えています。

連星の恒星系なんて、ごく一部だろうと思ってしまいますが、実はおよそ25%(一説によれば50%)の恒星が連星だと考えられているんです。つまり、まったく珍しくないことなのです。

万有引力の法則も今とは違うものに!?

私たちの太陽も、太古の昔には連星だったとカリフォルニア大学の研究者が発表しています。

例えばペルセウス座では恒星が頻繁に誕生していますが、誕生時に500AU(74,798,914,339km)の距離がある双子星が片方の崩壊により、たったの100万年で単一の恒星になることも少なくないとのことです。

その研究の延長で太陽も連星だった可能性や、単一になる際の影響で大量絶滅が示唆されています。

連星にもさまざまな種類があり、AとBの中心を起点に円運動する軌道もあれば、Aを回ってBに近づくと今度はBを回るという8の字の軌道を描くパターンもあるようです。

もしニュートンが万有引力を唱えたとき、太陽が連星だったなら、今とは違った物理学になっていた可能性もあります。

実際にどの派閥のどんな理論をベースにして論ずるかを、まず最初に決めなければ結論が出ないというケースも珍しくありません。空転し続ける不毛な議論というのは、知っての通り世の中に溢れかえっています。

結局のところ、人類ってまったくの無知なんですよね。近頃は人類より先に人工知能が真理に到達してしまうのでは?と感じています。

立場を越えた理解のあり方

冒頭の話に戻りますが、A=B=Cの条件でA≠B、B≠C、A≠Cになってしまうことを矛盾と決め付けるのは間違っているのかもしれません。それぞれの立場によって見える世界も変わってくるからです。

一旦立ち止まり、時には振り返り、周囲をあらためて見渡して、自身の主張が近視眼的になってやしないかを問いかけてみること、視野を広く持ち、状況を確認することが、さまざまな軋轢の解消に役立つのではないでしょうか。

ものの見方についての補足として聞いてください。

人類にはさまざまな神話が残っています。もしかしたらそれら神話が誕生したときの太陽系は、今とは様相が違っていたかもしれません。神話とはホモサピエンスとは種を異にする人類が、その聡明な頭脳で残した当時の記録かもしれません。

あるいは、様相が違うというより、ホモサピエンスが近視眼的錯覚で森羅万象を勝手に定義しているだけで、実は神話に描かれる世界と我々の現実に、それほど差はないのかもしれませんね。

大仰な例えをしてしまいましたが、考え方自体はもちろんリアルでも通用します。業務中の不要な軋轢を無駄に広げないためには、お互いの立場と、そこからくる考え方の違いを理解することが大切です。風俗業界に限った話ではありませんが、円滑な人間関係、ひいては企業の利益にも大きく関係してくることではないかと思います。

理念・思想

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