こんにちは、コンサルタントの岡田です。前回は風俗業界とも水面下で抵触している金融の話をさせていただきました。今回はその延長で、取引の手法であるテクニカルとファンダメンタルズのお話、さらにをAIトレードについて少々。
テクニカルとファンダメンタルズ
まず、テクニカルとファンダメンタルズとはどういった取引の手法なのかといったところから。テクニカルはチャートをもとにした分析であり、ファンダメンタルズとは景気や金利などの動向から判断する分析手法のこと。
特にファンダメンタルズによる分析手法は、店舗の運営などにも応用が効く考え方だと思います。
FXを行うに当たって多くの場合、どちらの手法を選ぶかという流れになりますが、明確に両者を分けたトレードはほぼありえません。
基本的にテクニカルで売買する自動ソフトは数か月単位でので修正が必要となります。またファンダメンタルズを考慮できないこともあり、決済もしくはエントリーのどちらかで人間の介入が不可欠です。テクニカルで売買しているプロトレーダーは政策や指標が発表される時間帯を避ける傾向にあります。というか、政策、指標を無視する人を聞いたことがありません。
利益を出すためのポイント
ファンダメンタルズでの例を出すと、指標や情勢を読み取ってブレグジット(イギリスのEU離脱問題)の際に大儲けした猛者がいますが、一時800万円の含み損が出るなど、正気の沙汰ではないトレードだったため、一般人にはとてもおすすめできません。
また、一般からアクセスできる情報のみで正しい判断を下すことは非常に難しく、政府機関の職員ですら外すことが多いと言われています。本当に重要な情報は堅牢に守られています。木を隠すなら森の中という言葉通り、真実の情報があるとしても偽装されているのが常です。もっとも偽装と言っても、善意の判断ミスが圧倒的多数とは思われますが。
さまざまあるそれら障壁を突破していく一部の猛者がいても、エントリー時にテクニカルで微調整が入ります。ちなみに微調整は行わないと言うトレーダーもいます。しかし、できる対策を怠ったトレードで利益を出し”続けられる”ほど甘くはないです。
風俗業界においてもできることはすべて行う、これが利益率を上げるためのベーシックなポイントです。宣伝、広告、お客様対応、女性へのケア・・・手を抜いていいところはひとつもありません。
人工知能によるトレード
話はそれますが、少し前から人工知能によるトレードが一部で行われるようになってきました。データ分析に優れている人工知能なら、さぞかし良い成果を挙げるかと思いきや、これが期待していたほどの成果を挙げていない。
人工知能は1950年代にブームが起こっており、意外に古い歴史があります。ファミコンのソフトにも人工知能は利用されており、性能は千差万別です。人工知能と冠しているだけで、その能力を推し量ることは難しいです。
実用レベルの人工知能が一般にも普及する時代になったら、風俗店舗で日々行われている煩雑な作業もだいぶ楽になるかと思われます。しかし、どこかに人の手が入らないことには、うまく回ってはいかないでしょう。いずれ人工知能が現場で実用可能なレベルの臨機応変な対応力を学習を重ねることによって身につけたとしても、やはり依存ではなく共存の道を模索していくのが正しいあり方ではないかと思います。
また、一部界隈では人工知能に関してレベルやフェーズといった単位が飛び交っていますが、どれも確立していない単位です。私自身、まだまだ知識不足なので詳細な説明は省きますが、ルクスとルーメンやカンデラといった照度・光束・光度のように別々の指数が表現されている可能性もあります。いずれにしても人工知能の分野はいまだ過渡期と言わざるを得ません。時間が解決するのを待つしかないのが現状でしょう。
とはいっても個人では精神力にも時間の確保にも限界があります。そのため売買ソフトの需要は今後さらに高まると思われます。売買ソフトを選ぶ際は、世界中の指標を取得し、自己学習した結果をもとにトレードする仕様なのかを確認したほうが良いでしょう。ただし、その詳細なスペックを開示してくれるところは現状皆無なので、今は業界が変わることに期待するしかありません。
結論として、最終的に一番いいのは自分でトレードすること、という考え方に戻ってきてしまいます。
次回、また機会があれば具体的なテクニカルについての記事を書きたいと思います。