
コンサルタントの津森です。2017年もカウントダウンの時期となってきました。明るい2018年を迎えるためにも、12月の繁忙期は笑顔で乗り切りたいもの。WEBサイトのメリット、運用方法をあらためて見直し、集客につなげてみませんか?
新規のお客様が来店するきっかけは?
時代の流れとともに風俗業界も、その業務形態を変化させていく必要があった。それにともないお客様の風俗店に対する距離感も変わってきたように思う。端的に言えば、かつては受動的であったお客様が能動的になったということだ。自身でパソコンやスマートフォンを使い、店舗や女の子の情報を検索してから来店する。以前と比べてお客様から店舗へアプローチする手段が増えた分、積極的、あるいは精力的になってきたのではないか。また、かつてのように行き当たりばったりや思い付きで遊びに行くという機会は減ってきたという印象もある。
■お客様が店舗を知ったきっかけは?
- 1位:インターネット(スマートフォン)
- 2位:インターネット(PC)
- 3位:家・職場から近い繁華街で見つけた
- 4位:雑誌・フリーペーパー
- 6位:口コミ
(独自リサーチ)
上記のデータからも分かるように、今や8割以上のお客様が店舗を見つけるに当たってインターネットを利用している。当然といえば当然だが、今の時代、新規顧客を集めるためにはWEBサイトが欠かせないということになる。
お客様が風俗系WEBサイトに求めているもの
初めてのお店を利用するときは、誰だって不安なものだ。期待が大きい分、裏切られたと感じたときの落胆は筆舌に尽くしがたい。2度と利用するものか、と思われるだろう。しかし、想定以上の体験ができたなら、その頻度はお客様次第だが、成功体験を経た多くはリピーターになっていただけるはず。
お客様がWEBサイトを利用する第一の目的は「失敗したくない」、これに尽きるだろう。ここなら安心できるという確証を得て、初めて検討に入るのだ。
一説によると、お客様が店舗に行くまでには3つの段階があり、少なくとも3度以上はWEBサイトを確認するという。
- 第1段階…なんとなくたどり着き、なんとなく眺めるだけ。ここで興味をひかなければ、すぐに別のページに移動してしまう。
- 第2段階…女の子やサービス等、気になる部分を発見して初めて、ページを「眺める」から、「見る」「読む」の段階に移行する。実際に遊びに行くかどうかの検討に入るフェーズ。
- 第3段階…WEBサイトを細部まで確認し、ここなら大丈夫という確信が持てた場合、最終確認のフェーズに入る。女の子、サービス内容、料金を再チェック。
実際には第3段階を何度も繰り返してから、遊びに行くというケースが多いが、遊びに行くまでに最低でも3つの段階を経ていることは統計的に正しい。
■初めていく店舗のWEBサイトを見る目的
- お店の雰囲気を知りたい
- 女の子を知りたい
- 写メ日記を見たい
- 金額を確認したい
- 地図を確認したい
- 予約方法を確認したい
- 期間限定サービスやキャンペ-ンを知りたい
(独自リサーチ)
お客様がWEBサイトを見る目的=WEBサイトの役割であるなら、お客様の目的である上記に合致するサイトでなければならない。例えば、出勤情報やプロフィールに加えて、ムービーを追加するなど、情報量を増やしていくことで、よりお客様の安心感は増す。ただし、あまりにも煩雑になりすぎないように、見易さ、分かりやすさといったユーザビリティにも気を配る必要がある。
WEBサイトが集客に最適な理由
適切な運用が行えるならWEBサイトほどメリットの多い集客方法はないだろう。簡単にではあるが、以下にWEBサイトのメリットをまとめてみた。
■新規のお客様へのアピール
新規のお客様にとって、WEBサイトは最重要の情報源であり、来店のきっかけとなる。当然、店舗サイドにとっても全力でアピールすべきポイントだ。まず、コンセプトにもよるが店舗の雰囲気は、清潔感と誠実さを重視するのが広い層にアピールするポイント。女の子の写真などはしっかりしたものを5点以上用意。なるべく詳細なプロフィール、プレイ可能なサービス・オプションなど、情報量が多ければ多いほど効果的だ。もし今からWEBサイトを作るならスマートフォンに対応したレスポンシブデザインであることが必須。
■リピート客の増加
ブログや、Facebook、TwitterなどのSNSを利用している場合は、 WEBサイトとの連動が容易で相乗効果を期待できる。一度行って気に入った店舗の投稿は読まれる確率が増すし、また遊びに行きたいという気持ちをあおり、再来店のきっかけも作れる。コンスタントに写メ日記などで発信力を強め、お客様をファン化して取り込むことがリピート客の増加につながる。また、友人同士で情報交換する際にもWEBサイトの画像を見せたり、URLを貼り付けたりと、会話だけでは伝えきれない部分を補うことが出来る。
■ブランディング戦略
大手グループのWEBサイトはさすがにしっかりした作りページが多い。清潔感のあるデザインから、凝りまくったエフェクトを使ったもの、あえて王道からはずれ、わいせつさをアピールしたものなど方向性は様々だが、オリジナルのWEBサイトはお客様に信頼感を与えるとともに、ブランドイメージを決定付けるものなので、コンセプトは慎重に練る必要がある。
■スタッフのモチベーションを上げる
WEBサイトを見るのはお客様にだけではない。実はWEBサイトを一番見ているのは働いている店舗スタッフなのだ。競合店のWEBサイトよりも出来がよいページであれば、当然、スタッフのモチベーションも上がるというもの。また、新入社員にとってはお店のコンセプトを理解するのにも役立つ。
■求人ツールとして
どの業界についても言えることだが、いい人材を集めるのは本当に難しい。しかし、風俗業界で働きたいと考えている人は増加傾向にある。業界の性質上、表立って求人を募る機会が限られているからこそ、取りこぼしなく効率的に情報を届けることのできるWEBサイトは有用なメディアといえる。
画像や情報を追加し、新しいメニューやキャンペーン情報をお伝えするなど、日々の運用を続けていけば、成果は徐々にだが必ず上がっていく。いくつかのポイントを押さえることで、新規客開拓、リピーター増加、さらに求人にも効果を発揮する、それがWEBサイトのメリットだ。
とりわけ12月の繁忙期は、WEBサイトの閲覧数も増える。細部までチェックし、見直すべき点は見直し修正を加え、最大限効果を発揮できる運用を心がけ、後顧の憂いなく2018年を迎えましょう。