【会社を辞めるとき】離職率から考える退職する際のマナーとは?

退職時の挨拶

こんにちはコンサルタントの桜井です。今年も残り数日となりました。大人になってから時間が経つのが早く感じますね。
現在、弊社クライアントからの要望で男性社員の応募・定着率アップに取り組んでおります。その時に気づいたことをお話ししたいと思います。

ひとつの店舗で長く働くことの大変さ

風俗業界が抱える重要な問題のひとつが男性社員の定着率です。基本的に風俗業界は労働時間が長く、労働環境も悪いため(もちろん店舗にもよりますが)、人の出入りが激しい業界です。

それでも昔に比べれば大分改善されてはいます。とはいえ、まだまだ労働環境改善の余地が残されている業界といえるでしょう。しかし、離職率が高いということは、見方を変えれば出世のチャンスが多くあるともいえます。大手企業に良くある上が詰まっていて、仕事ができても役職が上がらないというようなことがないのです。

弊社が調査したところ、10人中7人が大体3ヵ月以内に離職されています。離職率に関するデータを詳細にチェックしていると、ある共通点に気づきました。3ヵ月以内に辞めていかれる方の多くは、ある日突然来なくなるのです。いわゆるバックレですね。

新しい会社に入ればどんな人間でも最初は新人ですから、合わない上司、同僚との人間関係など、理不尽を受け入れる忍耐力は少なからず要求されます。こらえ性のない方は同じことを繰り返して、風俗業界を渡り歩くといったこともあるようです。

退職するときの心構え

そこで問題になるのが辞め方です。普通に辞める分には問題ありませんが、

  • 無連絡などのバックレ
  • ケンカ、悪態をついて辞める
  • 会社のお金に手をつける
  • 女の子にちょっかいを出して辞める

など、上記のような辞め方は、言うまでもありませんがNGです。

良くない辞め方の例を挙げましたが、風俗業界に限らず、どんな業界でも連絡なしに辞めてしまう方が一定数いらっしゃいます。お世話になった相手に対して、何の挨拶もお礼もなく目の前から去ることは、お店にとってはもちろん、離職者自身にも遺恨を残します。

辞め方で変わるその後の人生

同じ業界で再就職した場合、狭い業界なのでどこかで会うこともあるでしょう。

また街中で偶然出会ってしまった場合、無断で辞めた人はおそらく隠れたり、逃げるような行動をとると思います。しかし、今後の長い人生で、こそこそ隠れる生き方はしたくないと思いませんか? いつ何時も堂々と胸を張って生きていたいじゃないですか。

綺麗に辞めれば、どこかで偶然会ったしても、卑屈になることなく堂々としていられます。

働き方改革をはじめ、職場環境の改善が日本中で叫ばれています。時代の流れに沿って風俗業界も職場環境改善が求められています。

一昔前では当たり前だった業界を渡り歩くという働き方も、今後は難しくなるかもしれません。実際、弊社が担当するクライアントの多くは、面接に来た方の勤務状況や退職理由などを前職の勤務先に問い合わせしています。その中で、おかしな辞め方をされた方は採用しておりません。

いずれにしてもお世話になった職場に対しては挨拶を済ませ、気持ちよく次のステージに向かってほしいと思います。

来年も引き続き、男性社員定着率アップのために、弊社も微力ながらお手伝いさせて頂きます。それでは皆様、良いお年を!!

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