
こんにちは コンサルタントの長谷川です。
今回は風俗業界で「生き残れる人」と「生き残れない人」をテーマにして、数回に分けて、ご紹介していきたいと思います。
まず、今回ご紹介するのは・・・「青い鳥症候群」の人。
目次
青い鳥症候群とは?
「もっといい仕事はないか?」、「もっと自分に向いている仕事があるんじゃないか?」
現在、自分が置かれてる状況を直視できずに「今よりもっと・・・」と、いつまでも夢を追い続けている傾向がある人を「青い鳥症候群」と呼びます。このような傾向を持っている方は、どのような職場にいっても目の前の仕事に前向きに取り組むことができません。
特に、現在の状況が不満だからと、すぐに転職を繰り返してしまう人は要注意です。仮に転職先が決まったとしても、また同じような転職を繰り返すことでしょう。
いきなり店長待遇や、幹部ポジションという立場であれば話は別ですが、どんな職場でもまずは「下積み」と呼ばれる時期があります。その「下積み」の中で、徐々に社風や社内文化を知り、現在、会社が置かれている状況や問題点を知り、そして、自分の力をどこで発揮できるのかを考える。
そういう時期が必要です。
ただ、そういう時期に普通は、いきなり活躍し、実績を残せることは珍しいでしょうから、ほとんどが「つまらない・つらい・やる気が起きない」という状況となります。
「青い鳥症候群」の方は、この時期に適切に過ごしていなかったがために、次のステージへ移ることが出来なかった方に多いようです。
つまり、
「下積み」⇒「自分の力を発揮できる場所を知る」(居場所)⇒「実績を作る」⇒「役職・ポジションが上がる」⇒「更に大きなことができる」
というような良い循環に乗ることができなかったということです。
「青い鳥症候群」の方は、「下積み」の時期にそもそも転職をしてしまうか、本当は「下積み」を終える時期にも関わらず、「自分の居場所を作る」ことができていなかったがために、そのまま「下積み」を続け、最終的には今の仕事を辞めて、再び「転職」という悪循環に繋がってしまっているのでしょう。
どうしたら「青い鳥症候群」から抜け出せるのか?
では、どうしたら「青い鳥症候群」から抜け出せるのでしょうか?
Step1.流れを理解する
まずは、先ほどご紹介した流れを理解することが最初のステップとなります。
「下積み」⇒「自分の力を発揮できる場所を知る」(居場所)⇒「実績を作る」⇒「役職・ポジションが上がる」⇒「更に大きなことができる」
これがちゃんと理解できていないと、いつまで経っても自分の居場所を作ることができません。
もちろん、上司に恵まれていて、というようなケースもありますが、運任せとなってしまうので、「下積み」の時期に、しっかりと次の流れを理解し、それに向けて行動をしていきましょう。
Step2.会社の状況・社内文化を知り、抱えている問題点を記録する
どんな会社であっても、大なり、小なりと必ず抱えている問題があるはずです。そのような問題を「下積み」の時期にしっかりと、記録しておきましょう。ここで大切なのは、「下積み」の時期に、焦って手を出さないこと。
「下積み」の時期は、基本的な業務がまだ把握できていない状況ですし会社の状況や社内文化もほとんど理解していないことでしょう。
そんな「下積み」の時期にも関わらず、もしあなたが得意気に会社の抱えている問題点を指摘したところで、すんなりと認められることは少ないでしょう。
会社の上司や先輩から見れば、あなたは入社したばかりで基本業務もままならない「ヒヨッコ」なのですから、あなたの指摘が認められることは難しいのも当然ですよね。
したがって、この「下積み」の時期は、ひたすら基本的な業務を理解しながら会社の状況を理解して、社内文化を知り、ひたすら会社の抱えている問題を記録する。
ただ、これだけです。
Step3.自分の力を発揮できる場所を探る
Step2で適切に行動できていた方は、職場の上司や先輩からも徐々に信頼されてきた状態になったかと思います。これは、具体的な時期というのは明言しにくいのですが、一般的に下記のようなサインがあれば、Step3に進んでも比較的問題ないでしょう。
・基本的な業務知識を習得できるようになった。
・上司や先輩から、ある程度、仕事を任せてもらえるようになった。
・会社の抱えている問題について、助言を求められるようになった。
このような状況を肌で感じることができれば、Step3に移って、具体的に自分の力(強み)を発揮できる場所を探りましょう。
このとき、一番良いポジショニングというのは、
自分の力(強み)を発揮できる場所 = 会社の抱えている問題を解決できる
このように、あなたの強みと、会社の問題点(弱み)が合致すれば、最高です。あなたがいくら凄い「強み」を持っていたとしても、会社が望むもの(ニーズ)と合致しなければ、意味がありませんから。
Step4.キーマンへプレゼンするなり、企画書を提出する
Step3で、自分のポジションをうまく見つけることができたのであれば、次はいかに自分がその場所で活躍できるかを上司へアピールします。ここでアピールする先としては、やはり「キーマン」である必要があるでしょう。
店長であったり、社長であったり、これから解決しようとしている問題の大きさに寄っても、誰にアピールするかは異なりますが、どちらにせよ「キーマン」である必要があります。
Step5.プレゼンが通れば、行動あるのみ!
無事にキーマンへのプレゼンが通れば、あとはその実現に向けて「行動あるのみ」です。その問題解決に向けて「行動」をすることで、様々な壁にぶつかることもあるでしょうが、それは当たり前。その壁を乗り越えていって、最終的に「実績」を作る。
これが全てです。
さいごに
「実績」というのは、「雪だるま」のようなもので、最初は握りこぶし位の大きさだった雪の塊(小さな実績)も、ドンドンと転がしていく(行動していく)ことで、想像以上のスピードで大きくなるものです。
ゼロから「実績」を作るのはとても大変なことですが、一度「実績」を作ることでその「実績」が「実績」を呼ぶという好循環が始まります。ぜひこの感覚を掴んでみて下さい。
きっと、自分のキャリアについても長期的な視点で考えられるようになり、今まではつらくて、大変だった「下積み」の時期も、乗り越えられるようになることでしょう。
あなたもぜひ、風俗業界で「生き残れる人」を目指して下さい!