風俗店改善コンサル事例（その３）成功のカギは男性人材の「質」 | ナイトレジャーコンサルティング

こんにちは　コンサルタントの長谷川です。前回に引き続き、今回も当社が実際にクライアント先の風俗店へ改善コンサルティングとして行ってきた事例をご紹介したいと思います。

風俗ビジネスの成功のカギを握る要素とは何か？と聞かれたら、私は迷わず「男性スタッフ」と答えます。当然、店舗で働く女性キャストは「商品」ですので、売上を作るためには必要となるのですが、それは男性スタッフがいることが前提での話となります。

つまり、男性人材（スタッフ）の質の良し悪しによって、その風俗店が今後順調に発展していくことができるかどうかが決まってきます。

そもそも男性スタッフは、どのような業務を行っているのかというと、簡潔に説明すると下記の通りとなります。

・事務所や待機所の清掃、ならびに備品管理業務

・お客様からの電話対応業務

・女性キャストの面接やシフト管理、教育＆フォロー業務

・ドライバースタッフのシフト管理＆配車業務

・その他、店舗のプロモーション＆マネジメント業務等

実は、男性スタッフは幅広い業務を担当していることがおわかりになるかと思います。

たとえどんなにレベルの高い女性キャストが入店したとしても、そのフォローを行う男性スタッフの質が悪ければ、その女性キャストは定着せずお店を辞めてしまう可能性が高まります。

そもそも報酬のバックが高いとか低いとかの問題はあるでしょうが、お店のスタッフ対応を含めた「働きやすさ」について、働く女性キャストの皆さんはよく見ているものです。

また、男性スタッフの質が悪ければ、お客様からの問い合わせ電話での対応でトラブルが起きる可能性が高く、リピーターのお客様は離れていきます。

更に、店舗内での影響も計り知れません。男性スタッフの質が悪ければ、その下で働くスタッフ（ドライバー・新人男性スタッフ）は、遅かれ早かれお店を去ることになるでしょう。

このように、男性スタッフの業務内容が多岐に渡ることから、男性スタッフの質の良し悪しによる影響は広範囲に及ぶことになります。

つまり、女性求人の広告予算を倍にして女性キャストをどんなに増やしても、男性求人の広告予算を倍にして新人男性スタッフやドライバーをどんなに増やしても、それらの人材を管理・フォローする立場にある男性スタッフの質が悪ければ、元も子もありません。

細かい対応策としては、いくつもあるでしょうが、いずれにせよ原因となっているその質の悪い男性スタッフを指導・教育することで改善を図るか、改善が見られないようであれば最終的にはお店を去ってもらうか、ということになるでしょう。

ただ、そのような質の悪い男性スタッフにかぎって在籍期間が長かったり、ある程度重要なポジションを担っているということもよくあります。なかなかそのような人材にメスを入れることは難しいこともあるでしょうが、ぜひとも店舗オーナー・店長の皆様は、中長期的な視点でお店の改革を進めていって下さい。