明けましておめでとうございます。KPT法で2016年を振り返る。

謹賀新年_2017年

こんにちは コンサルタントの長谷川です。
新年明けましておめでとうございます。本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。

さて、新しい年が明け、すぐさまスタートダッシュを切りたいところだとは思いますが、このコラムをご覧の皆様は、昨年1年間しっかりと「振り返り」は行われましたでしょうか。

目標・ゴールを明確にしないまま、やみくもにスタートダッシュを切るのではなく、昨年をしっかりと振り返り自分が行ってきたことを客観的に分析することで、そこから未来へ進むべき道が見えてくるはずです。

しかしながら、ただ漠然と1年間を振り返るのではなく、効果的な振り返りの手法がありますので、今回はその方法を皆様にご紹介したいと思います。

それは、KPTと呼ばれる手法です。

KPTとは?

Keep、Problem、Tryの各頭文字をとってKPTと呼ばれています。

Keep・・・継続すること、良いこと
Problem・・・問題点、不満点
Try・・・試してみること、工夫すること

KPTを実施する際は、紙にこのような図を用意すると、頭の中が整理できると思います。

KPT法

 

KPTの具体的な方法

それでは、KPTの具体的な方法についてご説明します。

①Keepを書く

まずは、この1年間で良かったこと、上手くいったこと、継続したいこと等を記入していきます。あまり深く考えずに、些細なことでも構わないので、まずは片っ端からドンドン書いていくことをお勧めします。

例えば「最低週1回ジムに通えた」、「毎日30分以上読書の時間を確保できた」、「○○○万円の商談を成功させた」等々、まずはこの1年間に起こった「プラス」な出来事を書き出していきます。

ここでのポイントは、「結果」とその結果を生み出した「行動」は何かを書き出してみることです。

②Problemを書く

次に、この1年間で発生した問題や、不満に感じていること、または、将来的にこれから発生しそうだと感じる問題点についても挙げてみましょう。

例えば、「睡眠不足」という問題があれば、それが原因で発生している不利益についても挙げることが大切です。「睡眠不足」であれば、「午後眠くなって仕事に集中できない」「イライラすることが多い」等です。

③Tryを書く

さて、Keep、Problemの記入が終わったら、次はTryです。Tryは先ほど挙げたKeep、Problemを基に、アイデアを出していきます。

例えば、Keepを基にTryを導く際は、Keepが更に良くなりそうな改善策を考えてみる。そして、Problemを基にTryを導く際は、その問題に対する解決策を考えてみるとよいかと思います。

④Tryを行動計画に落とし込む

Tryを出し終えたら、最後はこのTryの項目を実際の行動計画に落とし込むようにします。ここまでの作業を行うことで、単に「振り返り」をするだけでなく、それを「実行」に移せることができるようになります。

 

なお、Tryの項目が多い場合には、優先順位をつけていくようにしましょう。また、「いつ」までに、「どの程度」まで実行するのかについても一緒に記入しておくことで、スケジューリングしやすくなりますし、今後振り返りを行う際の評価の目安にもなります。

皆様も今回ご紹介したKPTで昨年をしっかりと振り返り、2017年をより実りの多い1年としていきましょう。

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